サウナの開業資金はどのくらい？設置費用や安くするためのコツを解説
サウナ開業のための費用について解説
サウナ開業するために、初期時用としていくらかかるのかについて見ていきます。結論から言いますが、それ相応の資金面の余裕がなければ開業は難しいと思ってください。
サウナを設置すれば良いわけではない
サウナをオープンするにあたって、サウナを設置すれば完了というわけにはいきません。サウナに入る人は水風呂に入ったり、外気に当たったりすることでいわゆる「整う」状態にしていきます。水風呂や外気浴のスペースが必要です。さらには休憩スペースや受付も設置しなければならないので、ある程度の敷地面積を確保しなければなりません。
規模によりけりですが、小規模なサウナ施設を作るとなっても数千万円は必要です。中規模以上の施設を作るとなると、数億円単位で資金が必要になると思ってください。よってそれなりの資金力がないとサウナ経営は難しいと思ってください。
ランニングコストも必要
初期費用だけでなく、開業後のランニングコストのことも検討しなければなりません。賃貸であれば賃料、水道代や燃料費、光熱費などもかかります。さらに従業員に支払う人件費のことも検討しなければなりません。
大型のサウナ施設の場合、1人当たり300円が水道光熱費の目安と言われています。もし1日100人の来客が見込めるのであれば、300×100＝30,000円かかる計算です。水道光熱費だけでも、月々90万円の水道光熱費が発生します。また年間通じて快適に施設内で過ごしてもらうためには、エアコンは必須です。もしエアコンを施設内に10台設置するとなれば、エアコンの電気代だけでも25～30万円程度かかります。
さらに賃料や人件費などを含めると、月々少なく見積もっても数百万円単位のコストがかかると考えてください。これだけのコストを捻出できるだけの客入りが見込めるか、立地条件など踏まえて慎重に検討しなければなりません。
初期費用を安くするには？
初期費用を安くするには、ローコスト設備を導入するのも一考です。たとえばテントサウナは文字通り、テントの中でストーブをたくことでサウナを楽しむ手法です。簡単に組み立てられるので、ローコストで設置できます。
その他には建材のグレードによって、コストダウンする方法を模索する人もいるでしょう。しかし建材でコストダウンするのは、長期的に見ればむしろコストのかかってしまう恐れがあるので注意しましょう。安い建材は品質が良くないので夏になるとカビが繁殖し、冬には乾燥によるひび割れが起きてしまいかねません。結果的に早期に修繕しなければならなくなるわけです。
サウナ事業を成功させるには？
サウナ事業を成功させるには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。しっかり戦略を立てて、ビジネスを成功に導いていきましょう。
他店との差別性
第3次サウナブームと言われている現在、サウナ業界は拡大傾向にあります。サウナ店も増加しているので、事業者からしてみればライバルが多く、競争も激化している状況です。とあるサイトで調査したところ、新潟県下で200件を超えていました。これだけお店があるので、ありきたりのサウナであれば、なかなか来客は期待できません。そこでほかのお店にはない、独自性を出していかないといけません。
たとえばコワーキングスペースやランドリーを併設して、同時並行で作業できるような施設にしてみると良いでしょう。また日本ではまだ珍しいサウナを導入して、それを売りにするのも一考です。正しく需要を把握するためにはマーケティングが必要です。開業しようと思っている新潟のエリアにおける需要を把握して、それに見合ったサービスを提供するよう心がけましょう。
DX化も検討する
どの業種でもDXが大きな課題になっています。デジタル化を進めることで、業務効率性を高める手法です。サウナでもDX化を進めることは、ビジネス成功のためのヒントになりえます。たとえばサウナにIoTシステムを導入する方法です。サウナの温度や湿度管理、換気などをスマホで操作するシステムを導入するのはいかがでしょうか。
従来であれば、サウナの管理は人の手で行うのが一般的でした。しかしスマホによりコントロールできるようになれば、人件費のコストカットが行えます。
まとめ
サウナ施設を開業するためには、億単位の資金がかかると思ってください。またランニングコストも月々数百万円単位でかかるので、資金繰りをどうするかは十分検討しておかなければなりません。
愛知県の「有限会社光陽産業」では、業務用サウナの設置を新潟県でも承っております。さまざまな種類のサウナを取り揃えておりますので、事業者の多様な要望に応えてまいります。新潟県でサウナ店を開業したければ、まずはお気軽にご相談ください。
