コラム
2024年07月10日

家庭用サウナのカビ対策はどうすれば良い?灰汁との見分け方を解説!

家庭用サウナのカビ対策はどうすれば良い?灰汁との見分け方を解説!

家庭用サウナを導入すれば、気軽にいつでもサウナを楽しめるようになります。サウナ好きの人にとっては魅力的ですが、一方で悩みも見られるようです。中でも多いのは、カビ問題です。カビが生えると見た目が悪くなりますし、臭いも気になるでしょう。さらに健康にもマイナスの影響を及ぼしかねません。そこで家庭用サウナのカビ対策について、ここでは詳しく見ていきますので参考にしてください。

家庭用サウナのカビへの正しい対策法について解説

家庭用サウナのカビへの正しい対策法について解説

家庭用サウナにカビが見つかった場合、どのように対処すれば良いかについて見ていきましょう。そもそも、なぜサウナにカビが発生するのか、その原因についてもあわせて解説します。

カビの好みやすいサウナの環境

サウナは高温多湿な環境になりやすいですが、まさにこれがカビにとって好都合です。カビは温度が20~30度、湿度60~80%の環境を好みます。サウナの使用時は30度を超えるので繁殖しないかもしれません。しかし使用後サウナを切って室温に下がる段階で、繁殖する恐れがあるわけです。

しかも家庭用サウナに入ると、汗のほかにも私たちは皮脂を分泌します。また、しばらくするとほこりなどのゴミも溜まるでしょう。ゴミや皮脂は、カビにとって貴重な栄養源です。好ましい環境の上に栄養分も大量にあるので、カビは繁殖しやすいわけです。

換気を心がける

湿気がこもり続けると、カビにとっては格好の繁殖場所になってしまいます。そこで換気などで通気性を確保して、湿気が内部に溜まらないように注意しましょう。サウナを使用した後は、扉を開けたままにして空気の入れ替えを心がけてください。シーズンによって若干異なりますが、サウナ使用後は15~30分程度扉を開けっぱなしにしておきましょう。

また、しばらく使用しない場合でも、定期的に換気を行うのがおすすめです。サウナ内に通気口の設置されているタイプもあるでしょう。天井部に設けられている通気口を開けることで、内部の湿気や熱気を効率的に外部に排出できます。通気口も使い続けているとほこりなどでふさがる場合もあります。ほこりなどが付着しているようであれば、定期的に除去しておきましょう。

タオルを敷く

ベンチにタオルを敷くことも、カビの発生抑制に効果的と言われています。ベンチに直接座るのと比較して、建材への汗や皮脂の浸透効率が低下するからです。カビに栄養分を与えにくくできるわけです。

ただし、同じタオルを使い続けてしまっては木材に皮脂などがしみ込んでしまいます。そこで毎回タオルを交換して、常に洗濯したての新しいものをベンチに敷くように心がけましょう。

定期的に清掃する

サウナを使用するたびに、柔らかい布でベンチや壁、床などを乾拭きしておきましょう。汗を拭き取ることでカビの栄養源を断ち切り、繁殖を防げるからです。ただしこれだけだと、家庭用サウナの衛生環境を維持するには不十分です。

定期清掃では、水で希釈した中性洗剤を使い拭き取りましょう。洗剤を使用したら、水ですすいでください。家庭用サウナは木材で作られているものが多いので、濡れた状態で放置すると腐食も進みやすくなります。そこで清掃したら、1時間程度は扉を開けっぱなしにしておきましょう。

カビと灰汁の見分け方について解説

一見すると黒く変色していて、カビのように見えるけれども実際は灰汁だったというケースも珍しくありません。灰汁はカビのように人体に害を与えることはありません。灰汁とカビは見た目が似ているものの、見分ける方法もあるのでここで紹介します。

灰汁とは?

灰汁とは、木材に元々含まれる成分です。樹液が木材の表面で時間をかけて外部の水分と混ざり、黒く変色します。経年劣化の一種ですが、カビのように人体に害を与えることはないので誤認しないように注意しましょう。

カビと灰汁の違いとは?

カビと灰汁は一見すると黒っぽい色をしているので、見分けるのは難しいでしょう。しかし、触ったときの感触が異なります。カビの場合、黒く変色しているところがざらざらと凹凸感があるはずです。一方、灰汁であれば表面は滑らかです。またカビの場合、独特の嫌な臭いがあるでしょう。一方、灰汁の場合、臭いはあまりしません。このようにいくつか見分けられるポイントがあるので、黒く変色していればカビであると思い込まないように注意してください。

まとめ

家庭用サウナを使用し続けると、カビの発生する危険性があります。高温多湿な環境で熱気や湿気がこもりやすい環境なので、適切にメンテナンスしていないとどうしてもカビが繁殖しやすいのです。そこで換気をしたり、定期的に清掃したり適切な対策を講じなければなりません。

また、一見するとカビのように黒く変色しているけれども、実際のところ灰汁だったこともあり得ます。カビと灰汁を見間違えないように注意してください。愛知県春日井市にある「有限会社光陽産業」では、家庭用サウナを各種販売しております。長年ご利用のお客様にはメンテナンスなどのアフターフォローにも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。