家庭用サウナを設置したいと考えた時、一番ネックになるのはサウナを設置する場所ではないでしょうか。多くの場合、日本の住宅にはサウナを設置するスペースが確保されていません。そのため室内に家庭用サウナを設置するのは難しく、屋外への設置を検討することもあるでしょう。この記事では家庭用サウナを屋外に設置する時の注意点を解説します。家庭用サウナを快適に楽しむための参考にしてください。

家庭用サウナを屋外に設置したいと考える理由

家庭用サウナを屋外に設置したいと考える最大の理由は設置スペースです。屋外であれば屋内に比べてスペースの制約が少なく、大きな家庭用サウナを設置できます。家族や友人と一緒に楽しみたい場合は屋外への設置を検討するでしょう。

またサウナストーンにたっぷり水をかけ、思う存分高温多湿にしたい場合にも、屋外であれば気兼ねなくできます。室内のサウナでは他の部屋に香りが流れてしまう可能性のあるアロマも、屋外であれば気にする必要がありません。このようにサウナの種類をアレンジするため、屋外に設置したいと考える方もいます。

家庭用サウナを屋外に設置する時の注意点

家庭用サウナを屋外に設置しようとした時、思わぬ問題に気付くことがあります。

設置場所の問題

まず屋外に家庭用サウナを設置するには、広い庭や土地が必要です。もしも薪ストーブの使用を考えている場合には、煙が発生してしまうため住宅密集地では不向きです。電気ストーブを使用する際にも、屋外に電気を通す必要があります。

費用の問題

屋外に設置する家庭用サウナは、室内用に比べて初期費用が高額になることもあります。屋外用の電気や水道工事が必要になるうえに、サウナ本体が室内用よりも高価になるからです。

屋外に設置した家庭用サウナは常に風雨にさらされます。比較的安価な屋外用サウナもありますが、リーズナブルな製品では塗装が劣化しやすかったり、木部が腐食しやすかったりするので注意が必要です。本場北欧から輸入した製品であっても、室内のように安定した環境で使用するわけではないため、日本の気温や湿度の変化に対応できない場合があります。

耐久性や断熱性を良くしようとすると性能の良い素材を使うため、サウナ本体の価格は高くなります。さらに、屋外に設置するにはサウナを地面にしっかりと固定しなければなりません。それに伴う工事費用もかかってきます。

メンテナンスの問題

屋外に設置した家庭用サウナは、室内に設置した時よりもメンテナンスをしっかりしなければなりません。室内用のサウナであれば、清掃やメンテナンスはサウナ室内部だけで済みます。しかし屋外に設置した場合、サウナ本体の外側にも気を使う必要があります。風雨にさらされるため、撥水加工のコーティングを定期的におこなったり、雨が吹き込まないように隙間や穴を確認したりといったメンテナンスが必要です。日本は台風が多く、酷暑や豪雪の影響も受けますので、日頃のメンテナンスは欠かせません。

家庭用サウナを屋外に設置する問題点を解決するには

家庭用サウナを屋外に設置するにはさまざまな問題があります。その問題を解決するため、室内への設置を検討してみてはいかがでしょうか。

設置場所の問題を解決

広い庭がない、近所の目やトラブルが気になるといった時には、室内に設置すると安心です。既製品の家庭用サウナでは設置が難しいスペースでも、家庭用サウナをオーダーメイドすることで部屋のスペースにあったサウナを設置できる可能性があります。

設置費用の問題を解決

室内用であれば外気温の変化や直射日光、風雨に影響されません。サウナ本体の素材も、安定した環境で使用できる素材を選択できます。地面にしっかりと固定するための工事も必要ないため初期費用も安く済みます。

メンテナンスの問題を解決

安定した環境で使用できる室内用のサウナは、屋外用と比べて基本的なメンテナンス以外必要ありません。

家庭用サウナを室内に設置するメリット

室内に設置するメリットは他にもあります。室内では屋外よりも環境が安定しているため、サウナ本体やストーブの寿命が長くなります。さらに時間や天気を気にせず使用でき、近所の方に裸を見られてしまう心配もありません。

まとめ